テント泊で海別岳へ。オホーツク海におちる夕陽を山の中で眺めました。
テント泊で知床岳の計画でしたが、入山口となる相泊に至る道路が雪崩のため通行止めが続いていることから海別岳に変更。初日は樹林帯最上部までテントを上げて2日目にアタックとして組みましたが、2日目に風が強くなる予想となったので、再設定。1日目にアタックすることとしました。
雪も随分と融けてきましたが、この日は樹林帯を歩いている最中はチラチラと雪も。気温が下がってくれて雪が締まって歩きやすい。針葉樹林からダケカンバ帯に変わる辺りにテント装備をデポジット。食糧はフードコンテナ(bear keg)に入れてありますが、樹上に持ち上げて動物たちに荒らされないようにしました。
アタック装備で山頂に向かいましたが、標高1000mで雲に中に入ってしまい視界もなくなり樹氷もできはじめました。山頂に到着することには晴天になる予想でしたが、クライアントの体調がいまひとつとなったのでここまで。冬のテント泊を楽しむことにしました。
テントの設営から夕食までのんびりと過ごし、夕陽も楽しみました。
テントを設営した場所でも風を感じるほど夜半から強くなりました。翌朝は思ったより視界は悪くならなかったものの下山して振り返って見えた山頂付近は風が吹き抜けているのがわかりました。
初めての積雪期のテント泊だったクライアント。冬のテントの生活ができるようになると行動範囲が広がりますね。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)