空気から熱気が抜けて秋のはじまりを感じさせてくれる暑寒別岳でした。
幌尻岳新冠陽希コースの林道が通行止めとなったことで計画を変更した第三座目。夕張岳、芦別岳と登って中1日の休息を挟んで最後は暑寒別岳。暑寒コースを往復です。
雨竜沼湿原から南暑寒岳を経由してのコースはヒグマの出没で通行止め。増毛町側の暑寒コースへの道路も要所要所で立て看板で注意喚起していました。ヒグマ撃退スプレーと剣ナタは常備していましたが、スプレーを追加、トイレなども大きく離れないなど対策強化で望みます。
暑寒荘から出発。朝から良い天気です。
長く緩やかな尾根の先にようやく山並みが見えてきます。振り返ると日本海の海岸線もきれいです。夕張岳や芦別岳は湿気を感じて夏が残っているようでしたが、この日は空気もキリッとした感じ。その分、日差しがささります。
扇風岩を越えたあとのロープの張られた急登を登りきると山頂は目の前。
三座目にして大展望の山頂となりました。雨竜沼湿原も見えて満足です。
COVID-19による緊急事態宣言を受けての幌尻岳方面の林道通行止めによる計画変更でしたが、クライアントの行きたい山の目標が明確だったために組み替えはバタバタせず、余裕のある行動ができました。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)