IMG_9167

2021.5.18 羅臼岳 岩尾別登山口情報板設置

関係機関が集まって岩尾別登山口の情報掲示板を設置しました。COVID-19状況下での救助組織や医療機関への考慮を。登るならばより安全な登山を願います。

IMG_9208

登山口の情報掲示板の設置は環境省、林野庁、北海道などの関係機関と木下小屋、知床山考舎で毎年実施しています。設置作業もさることながら顔合わせと情報交換を行う重要な機会でもあります。北海道は5月16日からCOVID-19対策のための緊急事態宣言対象地域となりましたが、昨年の状況を考えると山なら密にならないからと考えてか入山者は例年と変わらず見られました。今回の看板設置は登山を規制するのに合わせたものではありません。入山する者がいる以上、情報の提供は必要です。ただし、登山は常に遭難することを考慮する必要があります。遭難した場合、救助者や医療機関に負荷をかけてしまうことを、このCOVID-19の状況下ではそれが一層深刻な状況であることを自覚して行動していただきたいと思います。

IMG_9155

この日は作業前に極楽平まで登山道の状況点検。斜里平野からオホーツク海を覆ったガスはオホーツク展望まで。それより上は薄曇りながら知床連山がすっきり見えていました。

登山口からお花も咲き始めて賑やかになってきました。

 

IMG_9180

650m岩峰下部から弥三吉水までは断続的に積雪がありますが登山道を追うことは可能。雪で寝ている樹木で閉塞している箇所もありますが、枝折りや周辺の土壌へ足をかけて崩したりしないようお願いします。残雪のおかげでヒグマの足跡も多く見ることができます。撃退スプレーなど準備して入山、音や声出しの対策しながらの行動を。

IMG_9178

弥三吉水も広場の半分が出てきたところ。それより上、極楽平から先は雪に覆われています。夏道は出ていません。近年はシェアされたGPSログを使って行動する方も多いですが、残雪のあるこの時期は樹木の閉塞などで夏道どおりの行動もできず、かといって積雪期のルートもすでに使えない状況。自分自身の判断が必要です。弥三吉峠から極楽平、仙人坂を越えて銀冷水から大沢、羅臼平から山頂手前までは携帯電話の電波も不安定ですから、GPSに頼り切らないように。残雪期は岩尾別コースで道迷い遭難がおきやすい時期なのです。

知床山考舎は環境省による登山道整備事業などを受託することができました。岩尾別コースや知床連山縦走路、硫黄山登山道などで気がついた点などあればご連絡いただければ幸いです。

(滝澤:知床山考舎 代表)