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2021.5.6 天頂山〜羅臼湖

数日ぶりに開通した知床横断道路。新たに積もった雪に期待して知床峠から天頂山に登り、羅臼湖を回ってきました。

4月27日に開通した知床横断道路でしたが30日から5月5日までは悪天候、降雪、積雪で通行止めが続きました。今日は久しぶりの快晴。09時30分にゲートが開いて知床峠から入山。

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29日に羅臼岳山頂から見た時より雪があります。通行止めの間の降雪で立ち上がってしまったハイマツも寝たり、雪が詰まったりで通過しやすくなっていました。天頂山の火口湖へもすんなり到着。

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写真は最も美しいC火口。湖畔でのんびりすると気持ち良いですよ!

積雪自体は少なく吹き溜りも例年より痩せている感じ。特にF火口の内部は例年なら天頂山に向かって北側斜面に雪がたまって通過しやすくなっているのに、今年はすり鉢状が顕著。途中からはハイマツの間の雪をつないで天頂山のすぐ手前まで登れました。

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条件が良ければ羅臼湖や地西別岳を望みながらここからスキーで滑ることができるですが、今年もハイマツが立っていて無理。シートラしてハイマツをヤブ漕ぎして10分間降りました。この日はスキーを脱いだのはこの10分のみ。通行止めの間に雪がついてくれてルートをつなぐには良いのですが、気温が上がって雪がどんどん腐っていきます。

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羅臼湖に注ぐ川の源頭部に回り込んで滑っていきましたが、沢筋などからは雪の下から水の流れが聞こえてきていました。羅臼湖も一部水面が出ていました。

IMG_9121 羅臼湖と知床横断道路を結ぶルートもハイマツが立ってしまって五ノ沼や四ノ沼の西側を回るスキールートもギリギリでした。

今回のように天頂山と羅臼湖を結ぶのは今年のコンデションでは難しいですが、それぞれ単独ではまだ楽しめます。天頂山の火口湖を巡ったり、羅臼湖のスノーシューハイキングのガイドのご依頼、お待ちしております。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)