羅臼町の宿「知床サライ」をベースにした西遊旅行の今シーズン2度目の知床連山縦走ツアー。
9月12日 縦走第一日目。羅臼町の知床サライの送迎で知床横断道路を越えて岩尾別登山口から入山。天候は回復してくると予想していたのですが。。。
ガスと疾風の羅臼岳山頂に全員で登頂した後、計画では三ッ峰テントサイトに泊まる予定でしたが、風雨が強くなり風向きもサイトに吹き込む向きに。見込みより気温も低下する中でテント泊の経験が少ない方が多かったので銀冷水まで下がりました。
9月13日 縦走第二日目。前日に転倒した方や体調を考慮して下山を希望する方をサブガイドに任せて下山していただき、残りの方々で前日の遅れを取り戻します。
三ッ峰テントサイトの水場は導水管からの流れは無くなっていましたが滲み出ている分で溜まっていました。
サシルイ岳など北側から直接風が当たるところは時に体が煽られます。ミクリ沼など凹部は風が当たらずホッとできます。
二ツ池あたりからようやく青空が広がりはじめました。
南岳あたりからはどんどん展望も広がります。
知円別平と国後島などこれまで出番のなかったカメラを取り出す機会が増えます。中の廊下では羅臼岳も姿も見せてくれました(トップの写真)。C2の第一火口には明るいうちに到着。
9月14日 縦走第三日目。満月に照らされた夜が朝焼けに明けると、、、
石や葉に霜が。
寒いわけです。
第一火口に残る雪渓を登ります。この雪渓からまだ水は流れ出ていますが、テントサイト近くの日本庭園にはもう届いておらず流れていません。もうしばらくすると低温で朝晩は止まってしまうでしょう。
硫黄山山頂からは全周囲の景色を楽しめました。
秋が進む新噴火口では硫黄のかけらや蒸気の噴気などを見て火山活動を感じてもらいながら進みます。
携帯トイレの重さに辟易しながらも、2日目の後半からは回復した天気と展望を満喫いただけたと思います。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)