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2019.6.19 羅臼岳

前日18日に山頂部分が白くなった羅臼岳。一日たった山頂は氷がバラバラと落ちていました。

6月17日から荒れた天気となった道内。18日に山々の姿が見えると斜里岳や海別岳、もちろん羅臼岳の山頂部は凍って白くなっていました。19日は全部融けるだろうと思っていましたが、日陰などには岩や枝から落ちた氷が溜まっていました。

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早い雪解けで水量が少なくなっていた岩清水の滴りも良い感じに。

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山頂直前のニノ肩雪田の残雪は大きく残っています。これから順次出てくるお花畑のために水平方向に移動してから直上してもらうようガイドロープなど張ってありますから、従ってください。

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霧氷状態で全面白く凍りついていた山頂部も陽当たりと風でバラバラと氷がはがれ落ちていました。

 

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写真右下のロープ上部は本来お花畑だったところ。踏み荒らしで道状になってしまった。

大沢の登山道上は雪を歩くことはなくなりました。融雪による土砂の崩れにより歩きづらいところがありますが、ガイドロープの中を歩いてください。

この日もロープをまたいで植生部を歩き始めた方を注意したところ「みんな歩いてるだろ!」と逆ギレ、みんな歩くのでお花畑だったところがなくなっている、ストックにプロテクタをつけて、と話しても、睨めつけて返事もしない。同じ日、別の方ですが、雪田を降りて登山道に出ると慣れた手つきでポケットからプロテクターを取り出しストックにはめてにこやかに挨拶。山のルールを守ることができる方は社会のマナーも心得ている方なのだと感じた日でした。

(滝澤:知床山考舎 代表)