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2017.7.20 羅臼岳

暑くなることが予想された羅臼岳。4時台の早い時間から登りはじめ早めに下山した方が多かったです。

以前に知床連山縦走のガイドをしたお客様にご紹介いただいた今回のお客様。登山口への移動中に道端でキツネやエゾシカ、ヒグマを目撃。登山中も極楽平で姿こそ滝澤しか見ていませんがヒグマに遭遇。知床の野生動物との距離の近さに感動していました。


羅臼岳山頂は岩のドームですが、多くの方がもつ羅臼岳のイメージでは丘状でハイマツに囲まれているようです。実際には最近の火山活動のため崩落や風化が進んでおらず溶岩が冷え固まった巨岩とそこから割れくずれた岩が組み上がっている状態。今回のお客様もそのことに驚いています。


暑くなるので水分を2リットル用意いただきましたが、下山時にはほぼ飲みきり、中にはさらに0.5リットルほど飲んでいた方も。滝澤としては先週の14日や15日のほうが湿度があり暑く感じました。水分は消費も今回は1.5リットルでしたし。

羅臼岳は弥三吉水など複数の水場はあるものの、その水を飲むのであれば、その水の由来、エキノコックスに関する知識や必要により煮沸や浄水器の使用など安全に水を得るための知識を身につけて自らの健康を守るべきでしょう。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)