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2016.3.16-19 根北峠〜錐山〜海別岳〜糠真布

毎冬に少しずつ知床連山の稜線を繋いでいるお客様をガイド。今回は知床半島基部の根北峠から海別岳を3泊4日のテント泊で縦走しました。

根北峠から海別岳、海別岳から糠真布(△735。「糠真布(ヌカマップ)」は三角点名)、糠真布から下山する斜里町日の出をそれぞれ直線で結ぶと約25kmですが、稜線は大きく逆S字を描いているので、これを辿ると約37kmとなります。

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根北峠からスノーシューで出発。瑠辺斯岳を越えて稜線歩きに入っていきます。回り込むようにカーブしている稜線のおかげで越えてきた山が横に見えて、進んでいる気がしません。斜里岳を背後に、横に、と見ながら錐山の直前でテント泊C1。

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2日目は尖った姿が特徴的な錐山を越えていきますが、ここからの尾根は雪庇も発達していて傾斜も急な箇所が増えてきます。アイゼンを履いてショートローピングで確保しながら通過。しかし陽が高くなるにつれて気温も上昇、雪が腐りはじめます。積雪が少ない上に入山前の暖かい天気でハイマツが立ち上がっています。幾重もの山並みの向こうに見えていた海別岳の山腹がすっきり見えるようになったところでC2です。

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ここまで標高500mの根北峠から瑠辺斯岳659m、錐山721mなど、標高450m〜750m程度を登ったり降りたりしてきましたが、3日目はいよいよ海別岳。標高620mのC2から1419mまで標高差800mを登ります。

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海別岳本体に取り付き、樹林帯からハイマツ帯に上がると強風。山頂からの遠望を楽しんで、アイゼン、ピッケル、ショートローピングで北東尾根を下り。少し下ると山の陰になり無風、ちょうど射してきた陽もあり、風で冷やされていた体温は一気に上昇しました。

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標高740mのコルで早めのC3。寝袋にこもった湿気を干せました。

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4日目に主稜線上の・901に登って昨年行動したルート(糠真布〜ラサウヌプリ〜遠音別岳)と合流。糠真布へ下山です。昨日までより更に気温が上昇しスノーシューがグサグサと雪の中に刺さりこんでいきます。昼過ぎに斜里町日の出に下山すると例年より数日早く道の雪割りや畑の融雪剤散布が行われていました。

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今年の行動で根北峠から知床峠までの稜線がつながりました。この後はいよいよ知床峠から知床岬方面となります。さらに、根北峠から大雪山方面への新たな計画も!北海道横断の夢も出てきましたよ。これからも楽しんでいきましょう!

(滝澤)