岩尾別登山口出発から雨具着用。気温も湿度も高くて北海道らしくありません。展望も期待できず行動全体に余裕を持ちたいということで羅臼岳山頂アタックはパスして縦走路へ。三ッ峰テントサイトで休憩しているとガスと湿気は風に流され、青空とさわやかな空気に置き換わっていきました。

 

あとはどんどん展望が広がり、斜里岳や能取岬、野付半島や国後島まで見えてきました。

 

羅臼岳山頂アタックしなかった分のんびりと行動できたので、展望の楽しめるところではたっぷり時間を取ることができました。今回は一泊二日の日程だったのでテントサイトは縦走路中間地点の二つ池。我々のパーティーを含め6張りのテントでほぼいっぱいになりました。

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翌日は多少ガスは流れるものの、おかげで南岳ではブロッケン現象も見ることができました。

知円別平のお花畑、そして知円別分岐から中の廊下へのダイナミックな景色の変化、硫黄山第二前衛峰の登り返しでの残雪のトラバースからアオノツガザクラ群落の素晴らしさ、と、次々に現れる絶景にみなさん感動です。

今回はパスした羅臼岳を硫黄山山頂から眺めて再度の挑戦を胸に刻んでみました。

羅臼岳大沢も雪が残っていますが、硫黄川も大きく残っています。写真はF1ですがすべて埋まっています。上流のF2は滝の落ち口が開きはじめたので注意が必要です。

8月1日からカムイワッカ地区自動車利用適正化対策のため硫黄山方面への下山後の移動はシャトルバス利用となります。そのため下山時刻はバスの運行に合わせなければならないためタイムリミットが生じます。

さらに今シーズンはカムイワッカ湯の滝周辺の道路設備の工事のためバス停が湯の滝より知床五湖側に500m寄ったため、今回はバス時刻に合わせてラストスパートのダッシュを決めていただきました。お疲れさまでした！

（滝澤）