林道の雪もなくなり登山道も断続的ですが地面が出てきました。
三井登山口までの林道の雪もすっかりなくなりましたが、造林作業が入っているため通行には注意が必要です。
玉石沢の中から雪がありますが、まだ踏み抜くことも少なく、むしろ快適。森の中ではエゾリスたちが追いかけっこでにぎやか。春です。断続的に登山道が出ていますが、まだまだ雪で覆われています。
尾根上になると露出している登山道も多くなりますが、雪が残っているところでは雪に押された樹木が寝ていてかき分けるのに苦労するところも。
ガマ岩もすっかり冬眠から目覚めた様子。
この日は気温も上昇していたこともあり、山頂直下の残雪や氷も難なく踏破できましたが、6月に入っても雨氷や凍結、新たな降雪があるので入山前にはコンディションの確認が必要です。山頂直下は落石に注意を。比較的大きめの石でも動いているものもあります。
斜里岳山頂から斜里岳神社、馬ノ背に続く尾根筋はベッタリと雪がついています。この夏の雪の残り具合を語るのはまだ早いですね。
岩稜帯ではガンコウランの花が咲きそう。森の中でもミネサクラつぼみが桜色になっていました。登山口近くではヒメイチゲが咲いています。
三井登山口に入林届のボックスは残っていますが、これまで冬の間も入ったままだった入林簿の姿はなし。これまで登山口に配置されていた林野庁の入林簿ですが、羅臼岳などでは2025年からは置かれないことに。斜里岳三井登山口も同じ扱いのようです。入林簿を入山届代わりに利用することはできなくなったので、事前に登山計画書を提出するようにしてください。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)