旭岳から北海岳を経て黒岳石室に泊り、翌日は中岳分岐をから裾合平へ。大雪山の広がりを感じる二日間でした。
本来の計画では2泊3日で銀泉台からトムラウシ山への縦走でしたが、2日目夜以降の天候が思わしくないことから1泊2日で入下山を同じ登山口となるコースに変更。
旭岳温泉からロープウェイで姿見駅へ。深いガスに包まれていましたが姿見の池に着く頃には青空が広がって、、、
化雲岳が、そしてトムラウシ山も姿を見せるように。
多くの登山者で賑わう旭岳山頂から裏旭に。急斜面の雪渓を警戒していましたが登降ルートにはなくなっていました。
間宮分岐でお鉢平を見渡して大雪山の広大さを体感したお客様。北海岳から赤石川へ降り黒岳石室で1日目の行動終了です。
テントサイトはいっぱいでした。薄曇りでしたが満月が綺麗な夜になりました。
2日目は桂月岳で朝日を浴びてから朝食。
黒岳をアタックしてからパッキングしてお鉢巡りの再開です。
昨日見ていた景色の中に立って反対側から見ることができる面白さがありますね。
北鎮岳の肩に登る急傾斜の雪渓もすでに登降ルート上には雪はなく、ステップ作製用のショベルがポツンと転がっていました。
中岳分岐から中岳温泉に降りて足湯で疲れをリセット。
裾合平のチングルマが少し残っていてくれていました。ここが一面のお花畑になる時期にも見ていただきたいですね。
ぐるっと巡って姿見駅に帰ってきました。
遠くまで広がる景色は、目的地が見えているのに辿り着かないという体感としてもインパクト大だったようですが、下山後に大雪山の地図で巡ったコースを確認してこれしか歩いていない、というインパクトも受けたみなさまでした。当初計画したトムラウシ山への縦走など北海道の山々への挑戦をお待ちしています!
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)