山からの流氷が見たい。海別岳は吹雪から青空の下の大展望まで冬山フルセットで応えてくれました。
夜明けとともに歩き始め。とはいえ山は雲の中で朝日も見えません。それでも進むにつれ雲も上がっていきます。雲が抜けた木々は白く霜がふいています。
樹林帯を抜けて順調に高度を上げてハイマツ帯に。踏み抜きもせず、またガリガリにもなっておらずスノーシューで歩きやすいコンディションで・1150から北陵までの急な斜面から山頂もそのまま行動できました。山頂は強い風と雪でホワイトアウト状態でした。
北陵から降ったあたりから風に中に青空が見えるようになりました。
・1150から下部では流氷が漂うオホーツク海の展望が広がりました。この景色を目標にしてきたお客様は大喜びです!
夕日では幻日も見ることができました。もっともこのあとは日没前に下山すべく一所懸命歩いてもらうことになりましたが。
練習山行など準備をしっかりと積み重ねていらっしゃったお客様。風、雪、低温など変化していく環境に合わせて装備もフル活用しながら冬山の醍醐味も味わえたと思います。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)