知床硫黄山やカムイワッカ湯の滝方面への道路の通行止めに合わせて冬じまいの登山道管理へ。真っ赤に色づく第一火口でした。
知床硫黄山登山口やカムイワッカ湯の滝に通じる道道知床公園線の知床五湖ゲート以奥が10月3日午前10時からカムイワッカ地区の工事のため通行止めになり、そのまま11月1日から冬期間通行止めになります。知床山考舎では環境省の登山道管理を受託していることから、それに合わせて今期最後の作業に入りました。
紅葉が進まず夏が終わらない雰囲気でしたが高山帯はチングルマの紅葉が見事になっていました。
夏山シーズン中、冷たい水を供給してくれた第一火口の雪渓も残りわずか。
これほど縮小した状態は私の知っている限り見たことがないかも。
第一火口テントサイトで紅葉に囲まれて快適な夜を過ごしました。
未明から雨。午前中は硫黄川を下降するまでにわか雨の中で作業となりました。気温は7度、風速は15m/s程度で時々体が持っていかれる強風も。体感気温は単純計算でもマイナスでした。例年より暖かさが続いてきたためか、頭ではわかっていても体の方は寒さになじんでくれませんでした。
10月3日から知床五湖ゲートから全面通行止めですから、硫黄山登山口の入下山はできません。道路交通法第8条で歩行者も車両も通行できませんし、違反すると懲役か罰金です。羅臼岳方面から往復縦走する方がいるかもしれませんが、硫黄山方面のガイドロープなどは撤収しましたので、登山ルートの確認は慎重に。
(滝澤:知床山考舎 代表)