蒸し暑い「山の日」の羅臼岳でしたが、翌12日の朝にガスが抜けた途端にオホーツクらしい爽やかさに。
「山の日」の連休で岩尾別登山口は狭い町道に長く路上駐車の列。業務登山のため一般の登山とは時間をずらしての入山となったため駐車した場所から登山口まで10分弱も離れた場所に。
羅臼平まで登るとテントサイトはすでに数張り。作業のため山頂に向かうころからガスがかかりはじましたが、これが暖かく湿っていてミストサウナのようでした。
テントサイトに戻るとさらにテントが増えていましたが、なんだか狭い。サイト中から石が集められて風除けのためか石垣が作られていて、これがスペースをとっていました。苔のついた石などもあり、これまで動かされたことがない石もどこかか掘り出されたようです。土石を移動させてケルンや石垣を許可なくつくることはやってはいけないことです(自然公園法第21条)。石を動かすことで植物の根が露出したり、水で表土が流されたりすることにつながっていきます。
12日もガスの夜明けだったのですが、風が吹いて青空が広がりました。湿気も抜けてさわやかです。オホーツク海高気圧が良い働きをしてしてくれて、平野部は雲の下で寒く、雲の上に出た山々は快晴というオホーツクの典型的な夏の気象で、山の上は気持ち良い時間を過ごせました。
そんな良い気分に水を差す事件が。羅臼平から山頂に向かってすぐの登山道から3mほど離れたハイマツの中の岩に落書きです。岩などに文字等を落書きすることはやってはいけないことです(自然公園法第21条)。落書きをするために植生を踏み荒らしてそこに至っているわけでさらに罪を重ねています。
下山して帰路のつくために車を走らせていたら深いカーブの出口で車が停車しており、その先の車も車線をまたいで斜めに停車、その先の反対車線にも車が停まって、安全に走行できる状況にありません。歩道を歩いているヒグマを見たり写真を撮るために停車していたのです。ヒグマの動きに合わせてどの車も移動を繰り返すので、通り過ぎたい車の走行の支障になっています。なによりもこのような「つきまとい」はヒグマの行動を変えてしまいます。
やっている本人たちは大したことがないと考えていることが、実際には取り返しのつかないことにつながっていく。これだけ情報過多の時代になっても守られない法律、ルール、マナー。決まっているから、だけではなく、なぜ、それらが決められているか、伝えていかないと伝わらないのかもしれません。
(滝澤:知床山考舎 代表)



滝沢さん ご無沙汰しております。
3?4?年前のコーチ1の講習でお世話になりました登別山岳会の宇田です。
昨日から道東に来ておりまして、
羅臼岳の登山口の確認に岩下小屋まで行ったところ入山届の欄に滝沢さんの名前を見つけ、とても嬉しくなり、下山されるのをしばらく待っていましたが、残念ながらお会いすることができませんでした。
本日、無事に羅臼岳に登ることができました。
一人で不安もありましたが、ここは本当に最果ての地、知床の山奥なのかと思うほどたくさんの登山者でとても驚きました。。。
素晴らしい景色で感動しました。
いつか硫黄山縦走するのを夢に また来たいと思います。
登山道整備・パトロールありがとうございます。
ご無沙汰しています。楽しく登山をされていらっしゃるようで何よりです。
知床連山もぜひ挑戦してくださいね!その際は情報収集にご連絡ください。
山岳指導員の取り組みはいかがでしょう?同期の方々と情報交換は続いていると思います。私のほうは養成の任もひと段落しましたので講習会などへの参加も少なくなりますが、山でお会いできたら幸いです。
(滝澤)