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2021.10.5-8 知床連山往復縦走

登山道の管理作業で知床連山縦走路を岩尾別登山口から硫黄山を往復縦走。短い時間でしたが初雪に見舞われました。

知床硫黄山カムイワッカ登山口は特例利用として届け出をした登山者のみ通行することができますが、これまでは6月から9月の特定の期間のみでした。2021年からは道道知床公園線の知床五湖からカムイワッカ湯の滝の通行可能期間と同じ期間に変更になり、今年は6月1日から10月3日まで特例利用ができました。

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10月3日で硫黄山の日帰り登山や通り抜けの縦走ができなくなったのでそれに合わせて登山道も冬仕舞いです。管理作業だとしても通行止めになっている道道知床公園線を通行させてくれませんので岩尾別登山口から入山、硫黄山で作業して折り返しです。

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10月6日の朝は二ッ池で短時間ですが初雪が。

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縦走路はヒグマがハイマツを食べたフンが多数。幸い4日間で姿を見ることはありませんでした。

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10月7日は第一火口テントサイトで朝を迎えましたが稜線上は霜で真っ白。ハイマツやナナカマド、チングルマなどの高山植物からも霜が伸び、陽が当たった途端に音を立てて融け崩れていました。

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第一火口の雪渓は姿は残っているものの気温も下がっているので陽が当たっても流れ出ることはありません。

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  • 知床硫黄山登山口は道道知床公園線の通行止めのため利用できませんので、岩尾別登山口や羅臼温泉登山口から入山して硫黄山方面まで行っても羅臼平まで戻る往復縦走となります。
  • 知床連山は日陰の氷が日中でも残るようになっています。
  • 縦走路上で利用できる水場は二ッ池のみとなっています。三ッ峰テントサイトもかろうじて出ていますが気温が下がると止まります。
  • 朝の気温が氷点下となる日が増えていきます。日没の時間も早くなり行動できる時間も短くなっています。

行動計画は余裕を持って、適切な装備で登山を楽しみましょう。

(滝澤:知床山考舎 代表)