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2021.6.18-19 羅臼岳

登山道整備作業で羅臼岳へ。高山植物も次々に咲いています。

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登山道上の残雪も岩尾別登山口から銀冷水手前まではなくなりました。銀冷水の前後に数メートル残っている他、大沢入口手前の沢を横断する2カ所に数メートル残っています。

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大沢入口から第一の岩場までは雪渓が続いていますが、傾斜は緩いのでアイゼン類は不要でしょう。流下してきた土砂が堆積してルートを分断していますがガイドロープを展開してるので沿って通行してください。

第二の岩場の下部、階段状の部分に雪が残っているのでキックステップで通行を。

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第二の岩場から上部はエゾコザクラが満開。ジムカデなども咲いています。途中数メートルほど残雪が硬く残っています。

残念ながら6月の土砂の流出により登山道が掘られてしまい歩きづらくなっています。歩きづらいからといってガイドロープの外に出ないように。そこはお花畑です。今は花がなくても季節を追ってつぎつぎに咲いていくので進入禁止です。

IMG_0440岩清水での水の確保は可能。岩の隙間を鳥などが出入りしていますから浄水したほうが良いですよ。

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第一の肩、第二の肩の雪田はしっかり残っています。第一の肩は急斜面になっています。下部は水平にトラバースしてから上部の登山道に向けて直登するようガイドロープとルート旗をうってあります。

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この日は羅臼平にテント泊。貸し切りでした。

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翌朝、雲海から山々の頂をのぞかせた国後島からの朝焼けを浴びる直前、テントの中や高山植物は薄く氷がはりました。

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銀冷水の携帯トイレブースも使用できる状況になりました。岩尾別登山口の木下小屋も6月20日から営業開始。夏山シーズンの準備は整いました。知床山考舎もCOVID-19による北海道の緊急事態宣言を受けてガイド業務を休止してきましたが、6月21日から再開いたします。みなさまからのガイドのご依頼をお待ちしております。

(滝澤:知床山考舎 代表)