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2020.10.3-4 Shiretoko Autumn Bus Days でツリーイング

Shiretoko Autumn Bus Daysでロープを使った木登り「ツリーイング」を楽しみました。

「移動をサービスに。」をコンセプトにマイカー利用に替わりシャトルバス運行によって世界遺産らしい自然体験を提供するShiretoko Autumn Bus Daysが10月2-4日に実施されました。それに合わせてトレッキングやサイクリングなどのアクティビティの提供も行われ、知床山考舎ではツリーイングを実施。

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COVID-19対策もあり今シーズンはツリーイングのイベントの実施や資格認定講座の開講も中止などになっていましたので久々の木登りです。

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COVID-19対策として接触などを少なくなるようロープの数を減らしたり、長時間接触になるツリーモックやテントサイルは用意しませんでしたが、樹の上でのんびり楽しんでいただけるように一回あたりの時間や人数を調整するなどしてみました。

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事前事後の手指の消毒や使用後のギアの滅菌消毒も従来より徹底。マスクは野外ですがレクチャーまではインストラクターと対面になるので着けてもらうことにするなどしています。

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以前にもツリーイングを楽しんだことがある子どもたちは待ちかねていたように予約の時間より前からやってきてました。初めて登る子どもたちを見ているうちに、自分も登りたい、と受付に走る大人の方もいて楽しんでいただきました。

10月10-11日もShiretoko Autumn Fes としてツリーイングしますので、お楽しみに。

Tree+ing in Shiretoko Autumn Fes

  • 10月10日(土)・11日(日)
  • 10:00〜16:00(最終受付15:00)
  • 毎時00分スタート60分間。一回あたり定員8名
  • 知床自然センター内で当日先着順で申込受付
  • 大人1200円・こども1000円

(滝澤:TMCAツリーイングチーフインストラクター)


 

これまでも8月などに知床五湖以奥のシャトルバスへの乗り換え運行が行われていましたが、Shiretoko Autumn Bus Daysにより初めて知床自然センター以奥の知床五湖や羅臼岳岩尾別登山口も対象に実施されました。

昭和49年(1974)に『国立公園内における自動車利用適正化要綱』(環境庁=現 環境省)でホロベツ原野から知床五湖などがモデル地区に挙げられてから40年以上を経て、COVID-19関連での社会実験とはいえ、ホロベツ原野=知床自然センターをゲートとして完全な形でのマイカーの乗入規制がなされたと言えるでしょう。

マイカーを規制してシャトルバス運行されることで、これまでも知床連山縦走の硫黄山登山口の利用について考慮しなければならなかったわけですが、今回のように知床自然センターからの規制の場合は羅臼岳岩尾別登山口も対象になります。岩尾別登山口周辺の駐車場不足は深刻な問題となっており、バスなどの大型車や消防車など緊急車両が通行できないような路上駐車も横行しています。登山口への交通をどうするかも考えていかなければならない問題です。知床山考舎でも研究していきたいと考えています。

Shiretoko Autumn Bus Daysについてはこちらをご覧ください。 http://center.shiretoko.or.jp/news/10719.html

(滝澤:知床山考舎 代表)