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2020.9.3-5 知床連山縦走

羅臼町の宿「知床サライ」をベースにした西遊旅行の今期3回目の知床連山縦走ツアー。

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北海道入りしたみなさんは羅臼の雨降りと寒さにちょっとがっかりだったのですが、その日、山を挟んだ斜里側は晴天で暑い。そんな知床半島の夏の天気の特徴を話してもピンとこなかったみなさんでしたが、第1日目の雲に沈む羅臼から晴天の岩尾別登山口に移動して納得。

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とはいえ稜線上には笠雲が消えず羅臼岳山頂にアタックした午後は強風とガス雨になりました。

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今年は雪がなくなるのも早く降雨も少ないため羅臼平羅臼側雪渓からは前回の時点で採水できず、三ッ峰テントサイトの水場も枯れてしまっていたので、事前に初日と二日目の水を荷上げしてもらいました。おかげで羅臼平のC1ではのんびり過ごせました。夜には月も出て第二日目の朝は良い天気。

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羅臼側は雲海が広がり、斜里側は海岸線が能取岬まで伸びているのがみえます。

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三ッ峰テントサイトの水場は干上がりひび割れています。

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天気が良すぎて気温も上がって、行動中に水が不足気味な方が出てきました。経験値の高い方はしっかり余裕がありましたが、日帰り登山中心の方はどうしても行動中の水の量を少なく見積もってしまうようです。ガイドも残量の確認を行って余裕をもたせていたのですが、潤沢に配給していくには足りない。二ッ池に一縷の望みを託していたのですが、かろうじて残っていた地の池もカラカラでやはり補給できず。

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二ッ池から羅臼側に藪を漕げば雪渓があることはわかっていますが、採水しに行くには時間がかかりすぎます。早く第一火口のテントサイトにたどり着くことが第一です。

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今回は風衝地も中の廊下の風も弱く無事通過。むしろ、暑い中でそよぐ風が気持ちよかったです。

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第一火口テントサイトでC2。みなさん雪渓の冷たい水を待ちかねていたわけですが、、、

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水を汲んでいるとヒグマが岩陰から雪渓に降りてきてしばし見つめ合い。ヒグマも暑い中水を飲みに来たのでしょうが、今回は私に譲ってくれました。ゆっくりと雪渓を登って去って行きました。この夜、第一火口では満天の星空を楽しむことができました。

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第3日目は弱い雨で明けました。風がないことが幸い。ガスで何も見えないものの岩場を楽しんで硫黄山をアタック。

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硫黄川に入るとガスも晴れてきて雨具を脱ぐことができました。前日の行動中の水が足りなくなったことを学習してみなさん大事に飲んでいました。

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時期的にお花も少なく、紅葉にも早いのですが、みなさま思い思いに楽しんでいただけたと思います。今度はお花のシーズンに、特にシレトコスミレを観たいという声をいただきました。企画できるようにがんばりますね。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)

 

「2020.9.3-5 知床連山縦走」への2件のフィードバック

  1. 知床連山を満喫しました。
    羅臼岳と硫黄山の山頂はガスの中で残念でしたけど、2日目の稜線歩きは本当に楽しめました。一山越すごとに変わる景色、時期が早ければさぞかし!と思うお花畑、海や街並みも見ながらなのに山の深さもあって・・・
    山ご飯も美味しかったです。本当にありがとうございました。

    1. こちらこそ三日間楽しい縦走でした。水の確保が難しくみなさまには大変な二日目となりましたが、楽しめたと言っていただきありがたいです。満開のお花畑もぜひご覧いただきたいと思います。またぜひ!

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