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2019.7.6 , 7.7 旭岳とトムラウシ山

お世話になっているアウトドアショップのツアー登山。今年は旭岳とトムラウシ山に挑戦です。

旭岳下山後にトムラウシ温泉に移動のため、朝早くから行動。姿見の池は雪で埋まってわずかに見える水面が綺麗でした。

ガスに包まれがちでしたが、山頂では青空に。

北海道は移動距離が長く時間がかかるから、と行程を決めていく中で登山以外の移動時間などもお伝えするのですが、どうしてもいろいろ盛り込みたくなるようです(^^)。登山を優先しますからね、富良野のラベンダーは車窓から。

トムラウシ短縮路登山口を3時40分に出発。日の出の時間ですが、すでに足元もしっかり見える明るさ。

カムイ天上に上がる頃にはガスの上に東大雪の山々や十勝連峰の姿を楽しめました。

コマドリ沢の雪渓はまだまだありますが、この日は気温も高いため軽アイゼンなしのキックステップで登ることができました。

前トム平からはトムラウシ山の山容も視界に入りみなさんのテンションも上がりますが、スピードはスロー気味。前日の旭岳で参加者方々のスピードなどをチェックをして、行動時間を登り7時間、下り6時間と設定したのですが、これを上回りそうです。

トムラウシ公園通過のあたりから山頂は雲に見え隠れするようになりましたが、全員登頂。

スローなペースでの行動なら可能な参加者が3割のところに、山頂直前から一名が体調不良となりケアしながらの下山となりました。結果、山頂までは7時間20分、山頂や南沼テントサイトでの携帯トイレブース使用での大休止、体調不良者のケアなどの時間に2時間、下山に6時間40分で合計16時間行動になりました。

以前に比べて携帯電話の不感地帯が少なくなったので連絡などはこまめに行うことができるようになりました。宿泊施設への連絡なども適時行なわせていただきましたが、ご心配をおかけしたことに変わりはありません。南沼テントサイトの新しい携帯トイレブース建設にあたっていた皆さまにも心配の声をかけていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

体調不良となった参加者の方ですが、最大の原因は寝不足と食事量の不足です。出発前の体調確認の問診で眠ることができたか確認していたのですが、その時点ではその方は眠ることができなかったとは申告していません。ところが、この方が体調不良となった後には、実は私も、という方が次々に出てきました。休憩の取り方など変わってきますから正直に申告していただきたいものです。こちらも質問のしかたを工夫する必要を感じています。

食料に関しては飲食しているところは見ていたものの、改めて食料を点検させていただいたところ、普段からあまり食べないからと持参していた量が少なく、栄養的にも短期的に消費される糖分中心で長時間の行動に随時エネルギーになってくれる炭水化物が足りない内容でした。寝不足にハンガーノック(シャリバテ)、空っぽで荒れ始めた胃袋にナッツ類を入れたため嘔吐。そのことで水分も損失してしまいました。保温して休息、電解質と水分補給で体調を回復させつつショートローピングで下山しました。

前日は別のパーティーがケガ人が出たということで遅く下山、そのほかにも二パーティーも連絡なく下山が遅れているというのを見ているので、失礼ながら他山の石として気を引き締めて当たったつもりですが力及ばず反省しきりです。

今回は旭岳もトムラウシ山も悪い天気ではなかったですがちょっと展望には物足りなかったですね。参加したみなさまはぜひ再挑戦を。また一緒に登りましょう。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)