IMG_0622

2019.6.12-14 知床連山縦走

今季初めての知床連山縦走。残雪は少なめとはいえさすがに6月。要所々々に大きく残っています。

IMG_0475
大沢

今回は羅臼岳岩尾別登山口から入山。早い融雪具合についてはこれまでもお伝えしてきましたが、大沢下部に残り十数メートル残る程度となりました。

IMG_0502
ニノ肩雪田

大きく雪が残っているのはニノ肩雪田。雪の下になっているお花畑が出てきたときにダメージを受けないように、夏道に準じて歩いてもらうよう雪面にロープやピンを打ってあります。

IMG_0532
三ッ峰テントサイト

羅臼平から三ッ峰へ。上部のお花畑はまだ大きく雪が残っていて、北斜面下部からテントサイトまで雪がつながっています。6月12-13日時点では二つある広場の斜里側や水場は雪に埋まっています。

サシルイ岳も北斜面には例年どおり幅広く標高差約100mと長く雪渓になっています。ミクリ沼もまだ出ていませんが、周囲の登山道は水路になって出ています。

IMG_0550
二ッ池の地の池

オッカバケ岳北側も中腹のロックガーデンまで残雪の上を行動。12日はガスのため見通しがきかず天の池の状況はわかりませんでしたが、テントサイトのある地の池は例年同時期に比べ水位は低く7月下旬の姿です。

南岳分岐から南岳をすぎるまでは雪解けが早かったためか昨年のシーズン最終の状況よりもハイマツなどが被ってきていました。知円別平は例年なら大きく雪が残っていますが、今季は残っていません。道も乾いていてお花畑がどうなるのかちょっと心配。

IMG_0560
シレトコスミレ

シレトコスミレはきれいに咲いていました。崩れやすい場所に咲きますから踏み込んだり周囲の石を動かしたりしないように。

知円別分岐から中の廊下へのトラバースは今年も崩れています。石は安定していないので落石注意で。硫黄山第二前衛峰南側は大雪渓が残っています。例年は斜面下部に向かって角度が緩やかになっていきますが、今季は急傾斜のまま岩場に落ちることになります。

IMG_0582
第一火口

第一火口テントサイトも少ないとはいえ広く雪に覆われて食料保管庫も埋まっていました。6月13日は気温3度で残雪も締まっていましたが、14日は気温も上がり日照も強かったので別パーティーにより食料保管庫は容易に掘り出させたそうです。

IMG_0608
雪に埋まる硫黄分岐トラバース部分

第二火口硫黄分岐から大岩分岐方面へのトラバースは急斜面の雪に覆われていました。

IMG_0631
雪に埋まる硫黄山登山道

 

硫黄山山頂に向かう登山道はこの写真の中央部分をまっすぐ登っていくように設定されています。まだ急傾斜の雪の下です。気温が低ければ滑落時は危険な状況。ピッケルやアイゼンなど必要により準備すべきです。山頂はエゾツガザクラやメアカンキンバイが見事でした。

硫黄川の中を通る登山ルートの様子は伊藤のブログをご覧ください。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)