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2019.4.30-5.1 平成から令和へ〜羅臼岳(南西ルンゼ〜羅臼温泉コース)

平成から令和を羅臼岳山頂直下の雪洞で迎えました。

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羅臼岳南西ルンゼ

4月30日は晴天のもと南西ルンゼから。ルンゼの基部に出るまでは横断道路開通初日に通過したルートがまだ使えました。知人も含めて先行者は南西側に回り込んでハイマツ漕ぎに苦しんでいました(^^v

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羅臼岳南西ルンゼから

少し霞んでいたものの天頂山羅臼湖、知西別岳、遠音別岳、海別岳、かろうじて斜里岳まで遠望がききました。この日はキックステップがしっかり効いていましたが、知人のパーティーの方はルンゼの傾斜に恐れをなしていました。

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羅臼岳山頂

肩まで登って山頂のドームが目に飛び込んできます。23日に雪氷に覆われて真っ白かった山頂が黒々としています。

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羅臼岳二等三角点とウトロ港、平成最後の夕陽

山頂から少し下ったところで雪洞を掘りはじめましたが、雪が硬く捗りません。日の入りに合わせてゆっくり作業して時間を見て山頂に。平成最後の夕陽を楽しむことができました。

平成から令和への夜。風はどんどん強くなりましたが雪洞内は快適でした。翌朝、令和最初の朝は真っ白。雪洞を撤去しつつ、日の出の時間を待ちます。

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令和最初の日の出時間の羅臼岳山頂

耐風姿勢をとりつつ移動。山頂には疾強風(風力8・風速17.2~20.7m/s)で立つことはできず。もちろん日の出など拝めるはずもなく即撤退。

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羅臼岳山頂

斜面上側を向いて耐風姿勢をとりつつ下山。ニノ肩雪田まで降りてようやくまっすぐ立つことができましたが、ガスで視界はなし。岩清水から羅臼温泉方面に向かうと斜面を吹き上がってくるガスが「みぞれ」に変わりバチバチと飛んできます。ヤッケを着ているも関わらず痛い。

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屏風岩

視界は数メートル程度までなくなり、屏風岩の上に入り込んで滑落するのを警戒しましたが、用意してあったホワイトアウトナビゲーションでうまいことルート取りできました。屏風岩中断まで下がると風も弱く、視界もよくなりました。みぞれでいじめられたヤッケに雨がしみます。

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泊場

泊場からは断続的に夏道が出てきました。渡渉点も問題なし。

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第一の壁

第二の壁、第一の壁の急斜面にはまだ多く雪が残っており、雪崩れてデブリが溜まっている箇所も見られます。

第一の壁から里見台、登山口の間も例年より少ないとはいえ雪で断続しています。そんな中でお花も咲き始めていました。

羅臼温泉登山口はまだ夏山シーズンではありません。入口の野営場もまだ営業前ですし入林届の提出箱も設置されていません。雪崩れ、滑落、道迷いが発生する可能性がある状況ですから、入念な準備と判断を。

知床山考舎では5月は岩尾別コース、羅臼温泉コース、南西ルンゼのルートを組み合わせての登山ガイドを計画できます。どうぞご連絡ください。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)