本年は雪の少なさが心配で、まさかの藪漕ぎもしくは大変な踏み抜きを心配しましたが、直前に雪が降り、そのまま寒気がやってきたことで歩きやすかったのかもしれません。さらにはお天気に恵まれ、ラッキーでした。
23日(土)
港からスキーをはき、行動開始。ちょうど直前に雪が降った為、海岸にも雪が残っていました。11日に来た時にはすっかり雪は無かったのに。
カモイウンベ川を渡ろうとしたところ、波高く、飛び石も凍りついていたため、アイゼンの装着。先行者は長靴で来ていたようで、デポしてありました。
この日、風が強く、上部の視界はなさそう。あまり高度を上げてしまうと、テントが張れないので、早めの行動停止としました。
24日(日)
夜半の吹き荒れる風に、不安がよぎりますが、朝目を覚ますと、おさまっており、良い天気。美しい朝日の中を登ります。
スキーでの歩行は難しい個所があり、その度にアイゼンに履き替え、スキーはザックにヌンチャクで左右に振り分け、引きずります。
ポロモイ岳とウィーヌプリを経由し、テン場到着。少しですが、流氷も確認できましたよ。
26日(火)
この日は曇り空の中のスタートでしたが、途中から大雲海の快晴へ。
知床沼から青沼方面へ抜けるルートを使用しました。
高度を下げると、知床岳に登るトレースを発見しました。沢山の人が土日に入った様子。行きに苦労したカモイウンベ川の渡渉は海岸寄りを難なく通過しました。ここ数日で雪解けも進み、海岸歩きも途中からスキーを担ぎ、無事に車に到着しました。
(伊藤)