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2018.11.23 雌阿寒岳

所属する山岳会の定例山行で雌阿寒岳を阿寒湖畔コースから。下山すると噴火警戒レベルが2へ上がっていました。【文末に噴火警戒レベルアップに伴う知床山考舎の対応を掲載しています。】

斜里山岳会には勤労感謝の日には雌阿寒岳阿寒湖畔コースを登るというのが定例となっており、今年は11名で。火山であることから入山前には情報収集するのが当たり前。噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)ですが火山性地震が増えてきていることを集合時ミーティングで全員で確認してから斜里町を出発。阿寒湖畔からの林道は雪道ですが、まだ通行可能。

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登山口からは積雪15cm程度。雪が積もった針葉樹林の中の登山道は気持ちよかったのですが、ハイマツが出てきてからは苦戦。ハイマツが雪で押しつぶされていて、上を行くには雪が少なく、トンネル状になっている下を這いつくばって通過です。噴石対策のヘルメットが枝やら落氷から頭を守る役に立っているようで首が回らなかったりとなんともやるせない状況。例年ならそれほど塞がっていない場所も今回は閉塞気味で剣ヶ峰を展望できる箇所までも苦労しました。行動時間的に剣ヶ峰の麓、標高1030mでギブアップ。

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下山して阿寒湖畔登山口で後片付けしていると釧路市の市章をつけた車が走ってきて、噴火警戒レベルが2に上がったこと、全員下山できているか、他の登山者の動向など、を確認なさっていきました。祝日、それも勤労感謝の日にお仕事お疲れ様でした。

噴火警戒レベル2は「火口周辺規制」となり、火口周辺に影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは発生すると予想される。というもので、想定される現象として、ごく小さな噴火で噴石が火口周辺(約500m)に飛散する、というものです。ぜひ「気象庁ホームページ」からのリンクをご覧ください。

雌阿寒岳の噴火警戒レベルを2へ引上げ

今回警戒が必要となっているポンマチネシリ火口周辺から500mの範囲は阿寒湖畔コースでは・1339m付近となり看板も立っています。(写真は2017年9月)

阿寒湖畔コース火口周辺から500mの看板(2017年9月)
阿寒湖畔コース火口周辺から500mの看板(2017年9月)

日本百名山の道東三座(羅臼岳・斜里岳・阿寒岳)としては比較的楽に登ることができるということで人気のある雌阿寒岳。以前2015年にも7月から11月まで噴火警戒レベル2となりました。

火口周辺規制ということとなりましたので、知床山考舎ではレベルが低下するまでは入山は控えることとします。対象は雌阿寒岳と阿寒富士といたします。

(滝澤:知床山考舎 代表)