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2018.6.18-19 知床連山縦走

道道知床公園線の今シーズンの特例利用が始まったので硫黄山方面から羅臼岳方面へ縦走しました。

落石の危険により通行止めになっている道道知床公園線は登山者に限り届け出することで特例で通行可能です。2018年は6月15日から特例利用期間が開始。詳しくはこちらをご覧ください。

また、登山者はカムイワッカ湯の滝周辺には駐車せずに500m手前の登山者専用の駐車場所を利用してください。横断幕が出ているのですぐにわかります。これは湯の滝利用者よりも登山者はどうしても長時間駐車になるため、狭い駐車スペースで回転を良くするために行われているものです。

登山口には入山届けなどの記載設備はないので、事前に計画書を警察などに提出してから入山してください。こんな時コンパスは便利ですよ。

新噴火口周辺はイソツツジの白い花が楽しめました。沢出合からは硫黄川の中を進みますが、例年よりも雪は少なめ。とはいえ大岩分岐手前まで切れることなく雪がつながり、二つの滝もまだ塞がっています。崩落してきた多くの石が雪の上にころがっていますが、新たに音もなく転がってきますからガスの日には特に用心を。

大岩分岐から硫黄分岐手前までは登山道は出ていますしガイドロープも展開しましたが、硫黄分岐から硫黄山山頂と縦走路へのトラバースルートの急傾斜地はべったりと雪に覆われています。途中に岩場が露出しているのでそこまで滑落すると怪我をすることでしょう。滑落しない装備や技術が必要です。

コケシ岩と硫黄山第二前衛峰の間の雪渓もまだ残っていますし、第一火口は全面積雪に覆われ、テントサイトも食料保管庫(フードロッカー)も雪の中。

知円別分岐から南岳にかけてはまだまだお花は少なく知円別平も雪が残っていてエゾコザクラなども咲き始め。シレトコスミレもつぼみばかり。これからといえばこれからですが、スミレの葉っぱが少ないような気が、、、エゾシカの食害でなければ良いのですが。

二ッ池の地の池はすっかりと水面が広がっています。天の池は半分雪に覆われていて7月上旬の景色です。以前に登山道が通っていた池の間の湿地も広がっています。以前は7月中は通行に苦労したものです。テントサイトはすでに乾いていますし、食料保管庫も使用できます。

二ッ池からオッカバケ岳、ミクリ沼、ミクリ沼からサシルイ岳の要所々々に雪が残っています。登山道も盛んに雪解け水が流れています。お花畑になる場所では雪解けで土壌がまだ脆弱ですから、踏み込まないように注意してください。

三ッ峰テントサイトは一段高い場所にある食料保管庫は使えるものの二箇所あるサイトはすっぽりと雪の下です。三ッ峰への斜面も雪で覆われていますが、羅臼平側の斜面の雪は登山道上にはほぼなく、降り切ろうとする箇所にわずかにあるだけとなっています。

羅臼岳ニノ肩雪田や大沢、仙人坂にはまだ雪が残っています。残雪での行動ができる技術や装備が必要な時期はまだ続きますよ。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)