img_3429-1.jpg

2017.8.23-25 旭岳〜トムラウシ山縦走

北海道の屋根 大雪山を縦走。リピーターのお客様1名のプライベートガイド。めまぐるしく変わる天気でしたが高根ケ原で山岳の広さを体感。

一日目、前日の雨から晴れ間も見えてきた旭川市街から旭岳温泉に向かうにつれガスの中に。軽い雨に打たれながら発車したロープウェイですが、姿見の池に着くと雲の上。北海道の最高峰 旭岳を登っていくにつれて強めの風に雲やガスも晴れてきて化雲岳やトムラウシ山も見えてきます。

旭岳山頂ではわずかな時間でしたが大雪山全体が見渡せましたが、そのあとは雲の中に。お鉢平は風の中で景色は切れ切れに見える程度。北海岳から白雲岳に向かうと、ようやく青空が広がりました。

まだ残る雪渓の融けたふちから新たにエゾコザクラが咲いていて鮮やか。この日は白雲岳避難小屋周辺も強風で避難小屋に宿泊(一名一泊1000円)。小屋番さんによると我々のパーティーが今シーズンちょうど1000人目とのこと。宿泊のみなさまから記念の拍手をいただきました。

二日目、朝の天気の良いうちに行動してしまおうと、日の出とともに歩き出しましたが、ガスの中。スレート平あたりからガスがなくなり、東大雪やトムラウシ山方面まで展望。楽しみにしていた高根ケ原の広がりが楽しめました。

忠別沼ではワタスゲがゆれています。

忠別岳までは展望もあったのですが。。。

五色岳からは残念ながら雨に。風に乗って時折強く吹き付けてきます。化雲岳分岐からヒサゴ沼へ。このあたりは今シーズン3度目の通過ですが、途中の雪渓もずいぶん縮小。それでも新たなチングルマやアオノツガザクラが咲いていて、雨の中でしたが楽しめました。

この日は昼すぎでしたが行動を切り上げ、明日に期待です。

三日目、強い風の中での行動になりました。天沼のイワギキョウの黄色い紅葉などを見ながら進みますが、ロックガーデンなど開けた場所では身体があおられます。北沼は地形的に風が収束されて身体を支えなければならない強風に。

トムラウシ山山頂ではときおり青空が見えるものの残念ながら展望は無し。トムラウシ公園、前トム平と標高が下がるにつれて風に流れる雲の下に降りた形になり、青空の下に。

カムイ天上は雨で泥濘状態。靴はドロドロに。整備されている箇所がありがたいです。

風と雲、雨の中の行動でしたが要所要所で景色や高山植物を楽しんだ二泊三日の大雪山縦走でした。

※申込時の確認によりクライアント本人が写る写真は使用していません

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)


大雪山で運用されている登山道のグレード分類「大雪山グレード」。これまでは既存の看板にパウチなどで仮設されていましたが、いよいよ本格的に標柱など整備されていました。トムラウシ登山口の大型地図看板もグレード表示の見やすいものになっていました。


知床でもグレード設定が必要と提案してきましたが、この夏に知床財団が発売を始めた知床連山の登山道地図に独自のグレードが設定されています。

登山道の難易度がわかるだけでなく、登山者自身が自分の実力を認識していくことが、このような登山道のグレード運用には必要だと考えています。知床山考舎でもわかりやすく効果的な方法を研究していくことにします。