毎週日曜日午後6時からTBS系列で放送されている「世界遺産」の取材撮影で羅臼岳へ。
世界自然遺産知床というと流氷の海がテーマとなりがちですが、今回はその海とつながる山と川がキーワードになっています。
川から森林、山へと変わっていく景色とそれらがどのように知床の生態系となっているのか、見ているみなさんにも体感いただけるような放送になるでしょう。
「世界遺産」の放送は7月23日(日)18:00〜18:30。「全部見せます日本の自然遺産」の中で。滝澤登場します。お楽しみに!
http://www.tbs.co.jp/heritage/
2017.6.27-28 羅臼岳の状況
羅臼岳大沢とニノ肩雪田に雪が残っています。例年より早い雪解けですが、残り方が急傾斜の場所もあります。
大沢は大沢入口から第一の岩場までは連続して雪渓。第一ノ岩場はすでに露出し、直登部分は落口が開きつつあります。第二ノ岩場への土のう階段が最上部を除き夏道出ています。最上部が4mほどの急傾斜になっています。しっかりステップを切って上り下りを。第二ノ岩場からは左岸(登りで見上げると右側)に沿って夏道が出ていますが、途中から雪の3mほどの急傾斜となります。ここもステップ切って。それより上部は大沢入口手前まで雪が残っていますが傾斜もないので難しくありません。下山時に大沢入口から右岸(下りで右側)に寄ってしまうと急傾斜の雪渓になりますからガイドロープに従ってください。
ニノ肩雪田は全面が雪で覆われており、下部の岩が露出しはじめているので、滑落注意。ここの雪は日中は融けてステップを切りやすくなることが多いのでしっかりと足を置いていきましょう。
いずれの雪渓、雪田でも「コースの先を見通して」登山道が雪で覆われていたら「雪の上」を歩いてください。雪を避けて踏み出すと、お花畑を歩くことになりますが、今の時期、雪解けで水を含んで脆弱になった土壌が流出してお花畑は失われ、また植生帯の地滑りの原因になります。特にアイゼンを装着したままで登山道や土壌を歩くのはおやめください。よろしくお願いします。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)