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2017.5.3-4 天頂山〜知西別岳

天頂山の火口湖と羅臼湖、知西別岳をのんびりと。春のこの時期だけ楽しめるルートと景色をテント泊で。

スケジュールプランで募集した今回の天頂山〜知西別岳のツアー。知床横断道路が通行できることが条件のため4月28日に開通して安心していたのですが、5月1日から雪崩で通行止に。羅臼岳などに計画変更も検討していたのですが、3日からは雪崩区間を除く斜里町ウトロから知床峠と羅臼町から羅臼湖入口まで通行できることに。当初の予定を変更しての実施です。(5日には復旧しています)

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知床峠から天頂山にむかう火口列の中で最も美しいC火口は氷の上に水がたたえられ独特の色が。

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急傾斜をショートローピングで確保しながら登ると火口湖と羅臼岳、国後島がセットで望めます。

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火口列を楽しみながら天頂山の山頂へ。今シーズンはすでに途中のハイマツが立ち上がってきています。国後島の展望を楽しみ、羅臼湖へ。

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残雪をつないでルートどりしながら羅臼湖に近づいていきます。湖面にできた不思議な模様。

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湖面に立つと雪氷のわずかな起伏とたまった水の組み合わせがわかります。

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テントサイトは羅臼湖畔からさらに標高を稼いで知西別岳の中腹に。今回はヒグマなどの野生動物に対する食料管理のためのフードコンテナを使用。食料や調理器具は写真中央の黄色い強化プラスチックのコンテナに臭いのでないように詰め込んで保管します。羅臼湖周辺は高さのある木がないので、3月の海別岳のように木につるす方法はとれません。

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夕食は中華メニュー。富士山での研修の帰りの羽田空港で構想を練り、崎陽軒のシュウマイをメインに紹興酒まで。テントから離れて雪面を掘って作った食卓で楽しみました。

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2日目の朝。テントの入口を開ければ寝袋から顔を出すだけで、羅臼岳と天頂山、羅臼湖と国後島の奥から上がってくる日の出を浴びることができます。この日は風もなく朝から暖か。お客様は三脚にカメラを据えて朝の時間をファインダーに収めていきます。

 

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お日様の朝の光の変化もひと段落。写真撮影もひと段落です。朝食は斜里町峰浜のメーメーベーカリーのパンと北海道産のチーズとパンチェッタなど。

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通常、知西別岳は北東の大沢を登っていくのですが、今回はスノーシューを使っていることと展望を求めて尾根をたどります。傾斜や雪の状況により雪崩対策やロープを使うシーンもありましたが、おかげで知床連山や羅臼湖の展望を楽しめました。

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知西別岳大沢を登りつめてから山頂までもハイマツが立ち上がり始めていましたがまだ容易に突破できました。3月に立った遠音別岳の山頂にレンズを向けるお客様。

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知西別岳を下り羅臼湖畔の北から国境稜線を登り天頂山の西側にある大沼を望みます。この沼もこの時期にしか楽しむことのできない景色。

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知床峠方向に下山をしているとヒグマの気配が。進路を調整しつつ前進すると雪面に足跡が。人の気配に気がついてグッと踏み込んだあとなどが残っていました。

天頂山と知西別岳1泊2日のツアーはこのあとは5月9-10日も計画しています。フリーに計画を入れていただくことも可能ですし、天頂山、知西別岳、羅臼湖、そのほか今回紹介していない知床峠周辺の羅臼岳南西ルンゼなどガイドは随時プランニング可能です。残雪期の知床を楽しみましょう!

(滝澤:JMGA登山ガイドステージⅢ)