北海道山岳連盟による公認山岳指導員養成講習会も積雪期に入りました。
今回は十勝連峰の中腹、上富良野町吹上温泉において開催。滝澤は緊急避難と雪崩対策を担当しました。
全国共通の検定項目で行けば積雪期の行動はアイゼンやピッケルが中心になり雪崩対策のボリュームは少ないのですが、北海道は冬のシーズンも積極的に楽しむことやアプローチも含め雪崩への対策が不可欠であるため、時間をつくっての講義となりました。
研修期間中は気温が上がってプラス温度。アイゼンやピッケルの効果的な研修のために本当はもっと高い場所まで登って行いたかったのですが、積雪自体も少ないところに雨まで降ってきました。
弱層テストやピッケルとアイゼン有無でのサーキットトレーニング、滑落停止など、条件の悪い中で可能な範囲での研修になりましたが、検定試験に向けての練習方法として活用してくださいね。
いよいよ次回が最終検定となります。筆記、実技ともしっかりと学習と練習をしてのぞんでくださいね!
無積雪期の検定に関してはこちらをご覧ください。
(滝澤:日本体育協会・日本山岳協会 公認 山岳上級指導員、日本山岳協会 公認 主任検定員)