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2016.9.12-14 幌尻岳〜戸蔦別岳

ツアー登山ガイドで今回は滝澤と伊藤のダブルガイド。沢登りと小屋泊まりの額平コースから幌尻岳を、さらに戸蔦別岳に縦走しました。

前日11日にツアーは新千歳空港に到着。とよぬか山荘のジンギスカンの夕食で英気を養いましたが、帰ってきた登山者からの情報は沢の水が多くて苦労したという話ばかり。確かに8月中旬からの台風と長雨で増水や道路の通行止めなどでコース自体が長く閉鎖され、9月に入ってようやく再開されたのですが、それでも水はなかなか引いてきていないよう。ようやく降雨のない日もでてきて入山中にも水量は減ってくると見込んでの入山です。とよぬか山荘では渡渉の注意点やロープとスリングの使い方などをレクチャーをしたのでいよいよ期待が?不安が?高まります。

12日の第一日目はとよぬか山荘からシャトルバスに揺られ、長い林道歩きで取水ダムへ。ここで沢装備を整え入渓です。ツアー会社でも沢用のフェルト底のシューズをレンタルしていましたが、今回のために購入した方も。気合い入っています。本来の秋の水量とは比べられない量ですが、すでに減ってはきており、渡渉点は水深60cm程度のところを選んで渡ることができる程度。ガイドが立ち込めば安心して渡ってもらうことができました。

長い林道を歩き取水施設に到着

沢を無事につめて幌尻山荘に到着。くつろいでいたら思わぬ雨が落ちてきました。曇時々晴が続くと思われた天気は、気圧の谷が伸びて荒れはしないもののぱっとしない天気になってしまったようです。

13日、第二日目は暗いうちからヘッドトーチを灯して朝食をいただいて、曇り空の下、幌尻岳に向かいます。

北カールや山頂も見え出すところでガスが。。。

戸蔦別岳が望める位置まで上がったあたりから雲が稜線にかかり始め、カールを回りこみ始めてしばらくするとガスの中に入ってしまいました。

秋の色になってきた高山植物を楽しみながら幌尻岳山頂へ。山頂はわずかの風で寒さを感じ、やはり秋です。

幌尻岳山頂までもう少し

ストーブを焚いてミルクティーで体を温め滝澤パーティーは戸蔦別岳へ。ガスも濃くなりハイマツも濡れています。

七つ沼カールも望めず、しかし、切れ落ちた地形からカールを感じることはできました。戸蔦別岳もガスでしたが黄色や赤色の紅葉がガスの中でグラデーションが淡く効果的に見えました。

ガスがなければ七ツ沼カールが見えるのだが。。。

ガスで湿っているので六ノ沢出合までの長く急なルートを慎重に降り、出合からは沢装備で幌尻山荘に戻りました。

幌尻山荘分岐。ここから長い下り

幌尻岳山頂からピストンした伊藤パーティーはわずかに残るお花や山の話をしながら順調に下山、一足先に小屋の前でくつろいでいました。

幌尻山荘前庭のテーブルで朝食

14日、第三日目も日の出前から小屋前のテーブルでヘッドトーチを灯しての朝食。防水対策をしながらパッキング、入渓に備え入念に準備体操をしているうちに明るくなってきましたので、出発です。

下山時は水が減っていた

入山した12日に比べると明らかに水量は減り水の勢いも弱まっています。パーティーのみなさんも一安心。せっかくの機会ですからスクラムを組んでの渡渉方法なども体験してもらいました。

再び長い林道を戻って、平取温泉で入浴、千歳空港からお帰りになられたみなさま、おつかれさまでした。幌尻岳に挑んだことで沢登りという新たな登山スタイルも体験できましたので、今後は沢登りにも挑戦してみてくださいね。また、北海道の山へのリクエストもたくさんいただきましてありがとうございます。ご期待に添えるよう準備していきます!

(滝澤)