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2016.7.25 クマネシリ岳

東大雪山系の東側、十勝と北見を隔てる山塊にあるクマネシリ岳。展望の良い静かな山です。(写真正面は西クマネシリ岳)

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日高町から北見市経由で斜里に戻ることとなり、ちょうど通過点にもってこれるので登ってきました。登山口からは2時間強で標高1585mの山頂に立てるのですが知床斜里からは移動が長いのでこんな機会でもなければ、ね。

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舗装された道道から砂利道でフキのかぶさってきている林道を約10kmで登山口。造林の土場を奥まで進んでからは作業道を外れて急勾配の登山道。登りはじめは笹をかき分け、そのうちアカエゾマツの林になってくると倒木をくぐったりまたいだり。道端のゴゼンタチバナと道を埋める松ぼっくりがかわゆくコラボしています。

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ダケカンバが出てきても急登が続き、道に石が多くなってくると草付きの斜面のトラバース。これを登りきると岩とハイマツの尾根に出ます。山頂に向かっては少しコルに下りますが、ここで振り返ると表大雪と北大雪の山々が遠くに。展望を期待しながら山頂への足取りが軽くなります。

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山頂自体は低木に囲まれていて展望は利きません。平坦面が続く特徴的な東尾根もイマイチわかりづらいです。この東尾根は西クマネシリ岳から見た方が良いですね。山頂から岩場に道を戻って見る西側の景色が最高です。ニペソツ山や石狩岳など東大雪の山々が西クマネシリ岳を手前に置いて広がっています。トムラウシ山や十勝連峰も見えますし、この日は十勝平野が雲海となっている先に日高山脈も見えていました。

東大雪山系は深くて静かです。ガイドのリクエストお待ちしております。

(滝澤)