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2016.6.4 羅臼岳

2日から寒気がはいって季節が戻りました。羅臼岳も新たな積雪です。

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前日3日に夏山シーズンの準備として情報板を設置したばかりの岩尾別登山口も白くなっていました。

登山道も登り始めから積雪。花をつけたばかりのクルマバソウやヒトリシズカも凍えています。開ききったミヤマハンノキの花もそのままフリージング。

冬をこえて積雪の下に押し倒されていた樹木は一度は立ち上がっていましたが、今回の積雪や低温で着氷し登山道を覆い隠すように頭をもたげ絡み合ってしまいました。弥三吉水手前からは登山道なのに凍りついたヤブ漕ぎ状態。仙人坂の沢型はこの時期は残雪を直登しますが、新たな降雪が積もりラッセル。クライアントも残雪期の行動の用意はしてきたとはいえすっかり雪山状態なので今日はここまで。ツェルトをかぶって暖かい飲み物もとってから下山しました。

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地の涯を見たい、というクライアントのお二人でしたが、6月に雪と氷、満開の桜も氷漬け、というある意味、知床らしい体験をいただいたのではないでしょうか。

(滝澤)

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弥三吉水
  • 今回の降雪、仙人坂付近では氷結した残雪上に60cm上積、ザラメになりレインクラストありです。これまで顕著な例はないとはいえ、この条件ならこれより上部の大沢などを含め傾斜地は少しの間は雪崩に注意すべきでしょう。
  • 降雪と樹木への着氷により夏道の痕跡が追えない箇所や迂回しなければならない箇所もありルートを外れることもあります。この時期は大沢から極楽平への下山時は積雪やヤブがないために歩きやすい沢型に入りがちで、多くの道迷い遭難が発生しています。