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2016.5.22 芦別岳

平野部では30度を超える真夏日になった北海道。芦別岳本谷は雪渓からの冷気と暑い空気のいり混じる登山になりました。

旧道もユーフレ小屋手前までは雪もほぼなくなり、この数日の晴天で道も乾き歩きやすくなっていました。
本谷のゴルジュは左岸が口を開け始めており水音が不気味に聞こえてきます。前後も雪渓が切れて口を開けている箇所があるのでショートローピングで通過。

インゼルを過ぎてもキックステップもいらないくらい雪はくさり気味。ふと見ると小熊の亡骸が。動物に食べられあとなども見当たらず、腐敗も進んでいませんでした。関節などは動かせたので硬直や凍結はしていない状態。何があったのか。。。月輪を見せながら寝ているかのように安らかなに見える亡骸でした。

Bルンゼ付近でアイゼンを装着し本谷ルンゼへ。緩やかに吹き抜けてくれる風がなければバテるくらいの気温です。

山頂からはスッキリと展望が広がっていました。富良野から大雪山も日高も夕張岳方面もクッキリです。

山頂から旧道へ。この日はけっこうなパーティーが登っていましたが、旧道に向かったのはいないよう。我々だけの下山行です。雪が多く残ってつながっている箇所はショートカットしましたが、長時間の行動では疲れが出てきて休憩を長めに調整。

夫婦岩を回り込んでユーフレ小屋分岐までの中間までは雪が残っていたのでまずまずでした。
雪が消えた登山道は水辺のお花が鮮やかです。ショートローピングすることで道の悪い旧道もスムーズに通過でき、予定どおり行動時間13時間弱で楽しんできました。
(滝澤)