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2015.5.8 天頂山

まだ氷の残る火口湖を見たかった今回のお客様。タイミングを合わせ良い撮影ができました。

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知床横断道路の開通時間に合わせてゲートを通過しましたが、知床峠付近はガスと強風。撮影待ちをするにも大変な環境なので、ここはいったん撤退し羅臼町などの海岸線でオジロワシの撮影。私はスマートフォンなのでうまく写っていませんが、お客様は良い機材でしっかり撮影できていましたよ。

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午後には天気は回復するという見込みどおり、風は残ったもののガスは抜けてきています。風に煽られるのでスノーシューは使用せず、ツボ足で入山。天頂山C火口の中も風が巻き込んで水面が波立ち飛沫があがっています。

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白く塗り替えられつつある羅臼岳の山腹が時々見えますが、2時間ほど待っても天気はそれほど変わりません。撮影ポイントを変えながら帰路についたところで一気に青空が広がりました。

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火口の底から北側の急斜面に取り付き、トラバースしながら撮影。湖面、オホーツク海(根室海峡側)、国後島が収まるアングルは絶景です。高い位置からの撮影や移動では滑落しないよう、また、安定して撮影できるよう、ガイドがショートローピングで確保しています。知床の絶景を環境に配慮しながら安全に楽しむことができるよう、知床山考舎では日本山岳ガイド協会認定登山ガイドとして技術の向上に努めています。

(滝澤)