知床連山縦走を終えられたので、その停滞日を斜里岳に振り替え。計画時点でも清岳荘から三井コースへの横断だったのですが、天候的にもそれが正解の登山となりました。
清里コース登山口の清岳荘も夏の賑わいはなく、天候のせいもあるのでしょう、登山者も数えるほどです。沢の水量も少なくなり靴を濡らすこともなくなりました。
風が強いことは予測していましたが、見晴の滝あたりからは沢の中にも風が入ってきて滝のしぶきを登山道まで巻き上げてきます。上二股で防風対策で一枚着込んで登っていくと山頂から下山してくる方からは風が強いことを告げられます。とはいうもののこの日の風向きから馬の背はさほどの風ではありません。しかし斜里岳神社から山頂にかけては風力7で体が持って行かれるほど。記念写真もほどほどに三井コースに下山開始です。
三井コースを下ると風は山頂に遮られてゆっくりと景色を楽しむことができました。
頭上と左右を抜けていく風に雲が抜けつかかりつし三井コースの天狗岩の尾根や斜里平野が見え隠れしています。
のんびり景色を楽しんだ後は晴れ間がのぞく三井コースを順調に下山。もともと人通りの少ないコースですが、この日も他の方に会うこともなく下山しました。とはいえ近年は徐々に登山者も増えているようで、苔生していた登山道の苔が随分剥がれてきました。
飛行機での移動日も含め五日間の休暇をフルに使って知床連山縦走と斜里岳横断を楽しんだお客様でした。またぜひご一緒に登らせてくださいね。
(滝澤)