先日に幌尻岳に挑戦したお二人、今度は旭岳からトムラウシ山に縦走です。
第1日目は穏やかな日差しの下、旭岳ロープウェイで姿見の池へ。ゆっくりと登ります。
しばらくはトムラウシ山まで見えていましたが、旭岳山頂手前からはガスの中に。それでも中岳分岐に着く頃には切れ切れで展望がありました。お鉢平のあまりの大きさに度肝を抜かれたお二人でした。
北海岳からは残念ながら雨となり、白雲岳はパスしてC1の白雲岳避難小屋へ。小屋番さんによれば今年は水量が少なくこの先不安とのこと。水汲みに大きなペットボトルもすすめていただきましたが、弊社では浄水器を使っているので、現場で飲み水確保です。
第二日目、早めの行動が吉と読み、計画を早めてC1を出発。我々の向かう先は時々晴れ間が広がり、逆に白雲岳方面は雲に包まれていきました。
高根ヶ原の広大さは圧巻。スケール感がつかめないようでした。途中ナキウサギの可愛い姿に癒されながらのトレッキングです。
化雲岳で雨に捕まりC2のヒサゴ沼までは雨具を着ての行動となりましたが、雪渓の縁に咲く花々に癒されました。
第三日目、夜半の雨と強風が気になって若干遅らせてC2を出発。雪渓を上り詰めるころ風もちょうど止みだし、青空ものぞきだしました。
お天気の中トムラウシ山山頂に到着。山頂は晴れているのですが、周囲は雲に隠れてしまっていました。それでも時折、化雲岳や五色ヶ原などまで見えていました。
ここまで縦走では滅多に他の登山者とすれ違うこともなかったですが、トムラウシ山からは日帰り登山者もそれなりに。彼らのスピードに惑わされずに安全確実に下山です。コマドリ沢で疲れが見え始めたので大休止。
余裕を持って短縮路登山口に下山できました。最も近い温泉&宿である東大雪荘はちょうど9月1日から改装工事に入っており、さっそく大型クレーンが動いていました。
幌尻岳、旭岳〜トムラウシ山縦走という北海道を代表する登山ルートを登られたお二人、まだまだ登ってみたいコースがあるとのことで、リクエストいただいております。これからもゆっくり安全にご一緒させてください。
(滝澤)