たくさんのお花をカメラに収めながらのんびりと登りました。
知床連山に雲が乗っかり景色は今ひとつですが、登山道脇に咲いているお花を撮影しながらゆっくり登ります。
大沢は大沢入口から第一の岩場の下部に雪渓が残っていますが、ここは傾斜は緩いので滑落の心配は入りません。第一の岩場から山頂までは次々に現れるお花に足は止まり気味です。第一の肩雪田には急傾斜で雪が残っていますが、登山靴であればキックステップで処理可能です。雪面を斜めに上り下りするのは危険です。一番奥まで進んでからまっすぐ上に登ってください。一部夏道も出ています。
羅臼岳山頂到着時にはガスで視界はなかったのですが、どんどんと視界が広がり網走への海岸線も硫黄山方面も見渡すことができました。
暑い知床。木々や花も順番が前倒しでかぶり気味です。以前であれば8月も近くなってから姿を見せていた花々まで咲いています。山でも季節の移り変わりやメリハリが希薄になってきているようで寂しいですね。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)