日本列島に今季一番の寒気が入っていましたが、知床半島の基部はそれほどでもなく森の中をスノーシューで楽しみました。
冬山とスノーシューに挑戦したいというリクエストから海別岳に挑むことになったのですが、今年の積雪状況は思わしくなく、スノーシューだと標高1000m前後からハイマツを踏み抜く状況なことから、森林限界のやや上部までに計画を縮小。その後の天候状況から樹林帯から上に出るのは難しいという判断から、さらに標高を下げての計画変更としました。
幸い当日は林内に入ってしまえばほぼ無風の状況。樹木や動物たちの足跡、樹氷などを観察しながらスノーシューを楽しました。
もう一段登って天然林の森まで行きたかったのですが、一段上がるだけで風が抜けているのが見えてしまったのと、なれないスノーシュー行動ということで無理はせず。ツェルトに潜ってゆっくりお昼をいただいてから下山。途中からは青空も顔を出してくれました。
知床や北海道で行きたいところがたくさんあるというお二人。次の挑戦をお待ちしています。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)