山頂到着に合わせたかのようにペンケトーとパンケトーが姿を見せてくれ、お客様も、なるほど北海道の形に見える、と。
以前に挑戦した時はアクシデントで入山直後に下山となってしまった雄阿寒岳に再挑戦。
水量が少なく阿寒湖からの流れ込みがなく、いつもは流れは深い緑色の苔に覆われていました。太郎湖の湖岸も乾いて白く縁取りされたようになっていました。
秋が進んでいるかと期待したのですが、葉の赤みは少なく中途半端。そんな中、ハイマツ帯では冬に備えてホシガラスは忙しそうに飛び回っていました。
下山していくと七合目付近からは阿寒湖もすっきり見えるようになり、六号目まで降ると雌阿寒岳も姿を見せてくれました。
この日は曇りで山頂部は雲に覆われていました。弱く風も吹き気温は一桁。昨日21日は大雪山系黒岳や利尻山で初冠雪しており、数日前の気象予想ではこのあたりの山でも降るか?と帽子や手袋はしっかり用意してくるよう伝えていたので寒い思いはしませんでした。低温や日照時間の短い季節になっています。装備と計画をしっかり確認しましょう。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)