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2024.9.13-15 知床連山縦走 硫黄山〜羅臼岳

知床が好きなお二人のリクエストにより今回の縦走は知床硫黄山登山口から羅臼岳岩尾別登山口へ。

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日帰り山行が多いということでテント泊の荷物の重さに不安げでしたが、時間をかけてゆっくりと。第一火口まではハイキングをしたことがあるということで、ここを過ぎると未知の知床に。

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硫黄川二ノ滝を登っている頃から雨になり、尾根大岩からはガスと風となりました。硫黄山山頂は諦めて第一火口テントサイトへ。雪渓は上段にこれだけしか残っていません。気温も低かったので溶けて流れ出ることもありませんでした。風雨は夜半までで、それ以降は星が瞬きした。

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第2日目の朝は彩雲からスタート。吉兆でしょうか。

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澄んだ空気で羅臼岳はもちろん知西別岳、遠音別岳、海別岳、斜里岳、雄阿寒岳、阿寒富士、雌阿寒岳などなどが並んで見えます。

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チングルマの紅葉など楽しんで知円別平を歩いていたらお客様の靴がソール剥がれ。針金とテーピングテープで応急処置して行動再開。

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昨今の知床連山は融雪が早くて8月には水場の心配が必要になる状況。二ッ池もオッカバケ岳側の雪渓からの流れ込みはすでになく雨だより。

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天の池は干上がり、地の池も縮小しています。

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三ッ峰テントサイトまでもう一息。羅臼側から雲が流れ込んできました。テントを張り終えた後からは雨になり、翌朝まで降りました。

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第3日目はテント撤収に合わせて一時的に雨が止んで周囲の山々の景色を見せてくれましたが、三ッ峰に登る頃にはガスになり下山まで雨に打たれて行動。羅臼岳山頂はパスして岩尾別に下山。長い時間降った雨で極楽平などの登山道は川のように水が流れました。樹林帯では秋らしくキノコがたくさん。

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水の補給は二ッ池で浄水することも計画してお伝えしていたのですが、お客様が自分の飲む分は担ぎ上げる、ということで荷物は重めでした。また、途中でソールが剥がれたりとトラブルもあり大変でしたが、新たな知床の魅力を見つけていただけたと思います。

(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)

「2024.9.13-15 知床連山縦走 硫黄山〜羅臼岳」への2件のフィードバック

  1. この度は大変お世話になりました。
    縦走から帰ってきて早1週間が経ちますが、まだ思い出に浸ってます(笑)

    登山中やテント設営中の突然の豪雨で服やザックがびっしょりになったこと、硫黄山近くの暴風などで知床の自然の厳しさを痛感したこと、妻の指の怪我や靴のソール剥がれ等もありハプニングが多い山行でしたが、ガイドの滝澤さんのサポートで心折れることなく無事に下山することができました。何より圧倒的な存在感で熊に怯えることもなく本当に頼りになりました。

    羅臼岳日帰りだけでは体験できない知床縦走
    感動しまくりの3日間でした。
    ぜひまたご一緒したいです。
    本当にありがとうございました!

    1. 滝澤です。こちらこそありがとうございます。
      重たいザックを背負っての行動でしたが、荷物の重さと快適に歩くことができる限界などの目安になったのではないでしょうか。
      テント泊のスキルもあがったと思うので、色々な季節にいろいろな行動形態で知床連山をお楽しみいただけると思います。
      ぜひまたご連絡ください!

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