羅臼岳登山道の修復をきっかけとして自然環境まで再生できたら、という思いで2021年から実施しているイベント。座学と作業の講師をしました。
まずは羅臼岳の登山道の環境と近自然工法などについて座学。初めて参加の方と共に、これまで受講いただいたみなさんにも復習していただきました。というのも、以前までの回では座学を受けなくても作業に参加いただいたのですが、環境や工法に関する認識にばらつきが生じて作業に支障をきたす場面が見られたからです。
今回は昨年の参加者も多くいたので、それらの方々をリーダーにチームを複数作って作業していただきました。本当は翌20日も作業の予定だったのですが雨の予報となったことから早々に中止としたので、作業時間自体はとても短いものとなってしまいましたが、各チームーで目標とした作業を終えることができました。
今回は環境省、林野庁、北海道、自然公園財団、国立公園オフィシャルパートナーシップ企業でもあるゴールドウィン様、ガイド会社のピッキオ知床様から参加をいただきました。昨年まで参加してきた斜里町や知床財団は毎日複数箇所で頻発するヒグマ対策が忙しかったのか不参加。山岳会関係も他の山の整備などと重なった会もあり不参加でした。とはいえ、様々な分野の方々に関わっていただけるようになってきましたので、今後も登山道の環境に関心を持っていただけるように取り組んでいきます。
(滝澤:知床山考舎 代表)