スノーシューで羅臼湖へ。湖面はまだ半分以上は凍っているとはいえ、水面下の氷が抜けてしまったところは青い水面が広がっていました。
朝のうち雲のかかっていた山々も知床横断道路が開通する時刻には快晴に。国後島を背後に見ながらスノーシューで進みます。
例年なら四の沼手前から五の沼の南側を通るのですが、ハイマツが立ち上がっていて、北側の湖岸を通過し羅臼湖へ。羅臼湖の展望台に続く木道もすでに断続的に出ており、その周辺は水が溜まっています。知西別岳の尾根筋はすっかり黒くなっています。
中央部の湿原もすでに雪がなく木道が出ています。湿原前後の木道や遊歩道の出入口が積雪のため不明瞭なので、変なところ歩くと水に落ちます。
羅臼湖入口の看板は頭がようやく雪から出てきたところ。ナビゲーションは慎重に。ほぼ携帯電話の圏外です。GPSアプリでログを使っても、ヤブの立ち上がりで通過できる場所が日々変わるので参考程度にしたほうがよいでしょう。
羅臼湖も天頂山も羅臼岳南西ルンゼも雪が少なくハイマツなどの立ち上がりがあるので、いつもの年のような楽々スノーシューとはいかないでしょう。とはいえ、天頂山の火口湖や羅臼湖の広がりを楽しむための刺激的なスパイスとしてヤブ漕ぎも楽しんでいただきたいと思います。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)