天候に恵まれませんでしたが海別岳の樹林帯をスノーシューハイクで楽しみました。
当初の目標は別の地点でしたが、雪雲の様子からそちらはずっと雲の中になりそう。お客さまとも相談して小海別岳に変更しました。山頂まで行く時間はないですが中腹の針葉樹林の見事さはぜひ見て欲しかったのです。
小海別岳を含め海別岳周辺は防鹿柵で山と畑が分断されていますので通過できるところは限られます。今回はいつも海別岳朱円尾根に取り付くのに使用する海別林道の防鹿柵ゲートを通過。そこから海別川に沿って登っていきます。途中の小川を通過。
砂防ダムを通過しましたが、小海別岳方面が厚い雲に覆われてしまいました。川を挟んで朱円尾根から海にかけては逆に雲が抜けていきそう。計画を調整し緊急連絡先などに変更を伝えます。その間、お客さまは昼食に。雪も降っているのでツェルトを被ってもらいました。
朱円尾根を乗り越してぐるっと回って防鹿柵ゲートに戻るルート取り。森の話、樹木の話をしながら歩くうちに青空も出てきました。遠くに流氷も見えています。
人がいないところがよい、というリクエストにはばっちりと叶えられました。いろいろな季節に知床を訪れて楽しんでいただきたいと思います。
(滝澤:JMGA登山ガイドステージIII)